『眩暈』
何かに怯えてた夜を思い出すのが非道く怖い
ねぇ私は上手に笑えてる?

今は貴方のひざにもたれ 悪魔が来ない事を祈ってる
ねぇ「大丈夫だ」って言って

嘘みたいに私を 強く強く信じているから

貴方の腕が声が背中がここに在って 私の乾いた地面を雨が打つ
逃げる事など出来ない 貴方は何処までも追って来るって
泣きたい位に分かるから 分かるから


残酷に続いてくこの路で 例えば私が宝石になったら
その手で炎の中に投げて

邪魔のモノはすぐにでも消えてしまうの ガラクタで居させて

貴方の腕が声が背中がここに在って 私の鈍った本音を掻き乱す
気付きたくなんて無い 自分を振り切る自分を
何処まで走らせていればいい?



貴方に聞かせられるような 綺麗な言葉が見当たらない
卑屈になって叫ぶ私を 縛りつける前に 優しくなんてしないで



貴方の腕が声が背中がここに在って 私の乾いた地面を雨が打つ
逃げる事など出来ない 貴方は何処までも追って来るって
泣きたい位に分かるから 分かるから


貴方の腕が 声が背中が ここに在って 

貴方の腕が 声が背中が ここに在って




『call』
目の前から私が
消えてしまったら
貴方は名を呼び探してくれる?

この肉体(からだ)が朽ち果てても
逃げられなかったら
貴方は何度でも泣いてくれる?

正義や現実など今更
何にもならないって
気付いて
狂気をみせてよ

貴方が並べたどんなに
悲しい嘘にだって
今なら
縋り付けるから

だって例えば
私がいなくなる時には
一緒にいなくなってなど
言えるはずない

ねぇ何か言って


儚さが 滴り
時間を 染める
どうか貴方にも届けばいい

ぎりぎりの日常が
壊れて行く音
どうか貴方にも聴こえればいい

貴方の優しい顔なんて
私を喰い千切るだけで
これ以上
見たくもないから

だっていつの日か
私の姿が見当たらなくて
貴方が狂ってくれると
思えるはずない

ねぇ何か言って

だって例えば
私がいなくなる時には
一緒にいなくなってなど
言えるはずない


ねぇ何か言って




『声』
どれ程までの痛みに耐えたの
その傷を舐めては
どんなに不安定な価値を支えたの
その声を抱いては

引き返すのなど無駄なだけ
それなら逃げずにここに居る

こんな道が何処に続くのさえ
分からずにいるけど
立ち止まり貴方を見失う方が
悲しいだけ

想いを裏切る強さに気付けば
虹へと変わって
この橋も渡って行けるのに
どうして躊躇うのだろう

貴方以外の正しさや間違いが
何へ導いても
どうせ心は上手くやれないのを
知ってるから

停滞る感情の類が
少しも薄れずに画像を乱しては
起き上がれなくなる
それでも
歩こうとするのは

こんな道が何処に続くのさえ
分からずにいるけど
立ち止まり貴方を見失う方が
悲しいだけ




『infection』
「何とか上手く答えなくちゃ」
そしてこの舌に雑草が増えて行く

鼓動を横切る影が
また誰かの仮面を剥ぎ取ってしまう

In the night
I sit down as I'm dead

爆破して飛び散った
心の破片が
そこら中できらきら光っているけど
いつの間に私は
こんなに弱くなったのだろう


足が竦んでしまう事も
気にならない振りをして居るの

私の愚かな病は
だんだんひどくなっていくばかり

In the night
I relize this infection

爆破して飛び散った
心の破片が
そこら中できらきら光っているけど
いつの間に私は
こんなに弱くなったのだろう


あらゆる小さな熱に
怯え始めている私に
勝ち目など無いのに
目を覚まさなくちゃ


爆破して飛び散った
心の破片が
そこら中できらきら光っているけど
いつの間に私は
こんなに弱くなったのだろう

爆破して飛び散った心の破片が
破片が 破片が そこら中で

いつの間に私は
こんなに弱くなったのだろう



『シャイン』
恐れのない空気
私は幼く
曇った気持ちを葬ったわ

干からびた笑顔
細い両腕は
何度でも毒にまみれながら

It pressed me
It pressed me
It blamed me
again and again
椅子を蹴り倒し
席を立てる日を日を日を日を日を
願ってた

痛みを清める
鮮やかな花吹雪
忘却の空は晴れない

It pressed me
It pressed me
It blamed me
again and again
椅子を蹴り倒し
席を立てる日を日を日を日を日を

It pressed me
It pressed me
It crushed me
again and again
ボロボロになって
起き上がれる日を日を日を日を日を

犠牲など慣れているわ
抵抗など出来なかった
血を流す心に気づかないように生きればいい

It pressed me
It pressed me
It blamed me
again and again
椅子を蹴り倒し
席を立てる日を日を日を日を日を

It pressed me
It pressed me
It crushed me
again and again
ボロボロになって
起き上がれる日を日を日を日を日を





『茨の海』
何を願うことで 忘れることで
ここが鳴るのを殺したり出来る?
何を逃がすことで 重ねることで

低空を滑る私の非力な強さ
不快なロープが燃え落ちて行くのを見てた

貴方の放り投げた祈りで 私は茨の海さえ歩いてる
正しくなど無くても 無くても 無くても 無くても


幾つもの麻酔で 幼い私の
正気の在り処を分からなくさせる
どうかこれ以上に 見抜かないで

今さら鈍さを増して行く浄化
それもいつかは終わるのさえ信じられない

貴方の放り投げた祈りで 私は茨の海さえ歩いてる
正しくなど無くても 無くても 無くても 無くても

低空を滑る私の非力な強さ
足元に在る例えば無機質な

追い風 視界 笑い顔を  両手で掬い上げても
ねぇ喚く想いは何処へ?

貴方の放り投げた祈りで 私は茨の海さえ歩いてる
正しくなど無くても 無くても 無くても 無くても


在りったけの花で飾って そして崩れ堕ちて 何度でも
正しくなど無くても 無くても 無くても
響いて 貴方に
響いて


『We can go』
私は非道くもがいてたから
救いの声さえ聞こえなかったの
誰かの唇が動く度
この肌は色を変えて行く

吐き気に潰れていく中で
柔らかな手の平に触れる
どうか完全なものたちが
そこら中に溢れないように

We can go the place
Where we're forgiven
耳を塞いでも
叫び続けるから
We can go to place
Where we get freedom
羽根を失くしても
私は飛べるから


盲目の日々に呑まれながら
私を呼ぶ声が怖かった
どうか光り輝くものたちが
二人を侵してしまう前に


We can go the place
Where we're forgiven
失くしたものを
探しに行くから
We can go to place
Where we get freedom
肌が熱いのを
覚えておくから



We can go the place
Where we're forgiven
耳を塞いでも
叫び続けるから
We can go to place
Where we get freedom
羽根を失くしても
私は飛べるから



『流星群』
言葉にならない夜は 貴方が上手に伝えて
絡み付いた 生温いだけの蔦を
幻想(まぼろし)だと伝えて

心を与えて 貴方の手作りでいい
泣く場所が在るのなら 星など見えなくていい

呼ぶ声はいつだって 悲しみに変わるだけ
こんなにも醜い私を こんなにも証明するだけ
でも必要として

貴方が触れない私なら 無いのと同じだから


曖昧なだけの日々も 何処まで私を孤独(ひとり)に
褪せる時は これ以上望むものなど 無い位に繋いで

想いを称えて 微かな振動でさえ
私には目の前で 溢れるものへと響く

奇跡など一瞬で この肌を見捨てるだけ
こんなにも無力な私を こんなにも覚えて行くだけ
でも必要として

貴方に触れない私なら 無いのと同じだから


数えきれない意味を遮っているけど
美しいかどうかも分からないこの場所で
今でも


叫ぶ声はいつだって 悲しみに変わるだけ
こんなにも醜い私を こんなにも証明するだけ
でも必要として


貴方が触れない私なら 無いのと同じだから