その1(1‐はっ子の目撃談)
「昨日、駅前で立花先輩を見かけてんだけどさ、また違う女の人連れてた」
「今度はどんな人?」
「黒髪ストレート腰までの、浴衣美人」
「先週金吾と虎が見たのは…」
「茶髪・ソバージュ・セミロングの…甘ロリ? 系」
「その前が、ショートカットのスポーティな人だっけ?」
「女子部の制服着た相手も見たことあるよ」
「多分、全員が彼女とかではないとは思うけど…」
「どの相手も、結構親密そうに見えた。って聞いてるよなぁ」
実際は全部同じ人です
その2(6は+α雑談)
「ねえ、留。最近仙が用意してくる服って、どんどんコスプレっぽくなってない?」
「……ノーコメント」
「半分くらいは文次への嫌がらせだけど、残りの半分は楽しんでるよな」
「…七松。お前ちょっと黙っとけ」
「でも、留もそう思うんだろ?」
「だから黙れって」
場所は多分留と伊の部屋(相部屋)。七松君は床に転がってマンガ読んでいるとかそんな状況。
は組部屋は、他の連中が勝手に出入りしていそうな感じ。本人たちが居なくても居座ってたりしそう。
彼らの本棚と冷蔵庫は、きっと当然のようにあさられる。主に小平太と仙蔵に
一応上のやつの続きです
その3(実録)
「仙。僕、運使い果たしたかも」
「…何があった」
「朝ね、教室で席に着いてからふと見たら、
ストラップが取れてたの。この間買ったぬいぐるみのが」
「ああ。アノ、ポケットに収まらんやつか」
「そう。それで、家を出た時点では間違いなくあったけど、
どこで何で取れたかはわからなかったんだ」
「そりゃ、わかっていたらその場で拾うだろう」
「そうだよね。で、帰りはダメ元で下を見ながら歩いてたんだ。
…そうしたら、学校から2分くらいの距離の道の端に、
落ちてるのを見つけて…」
「よく見つかったものだな」
「だよね。しかも、車道の両側の歩道のどっちを
歩いてるかも、どの辺りで渡るのかも、いつも適当だし、
夕方の5時過ぎてたからもうだいぶ暗くなってたのに。だよ」
「…それは確かに、今年分だか今月分だかはわからんが、
運を使い果たしたと言えなくもないな」
おまけ
「…携帯に、あんまりストラップ着けない方がいいのかなぁ。
留さんにもらったこんぺいとうのストラップも、2ヶ月足らずで、
4粒が2粒に減っちゃったし、画面クリーナーがボロボロに
なったり、ヒモが切れかかって換えたのも1度や2度じゃないし…」
「そのくせ、5〜6年前に100円ショップで
買ったものが、未だに健在なんだよな」
「そう。…アノ当時の百均の物って、結構質良いよね」
カノウの実話。無月変換版
失くしかけたのは、愛しの忍者豆腐ちゃん(黄色)です。
その1と2が夏場で、3は11月頃に書いたものな気がします。
ずっとほったらかしにしていたのを、ようやく拾ってきました。
2009.1.28
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