『究極の選択』(女教師トリオ)

	伊:先輩方、相談に乗ってもらっても構いませんか?
	左:良いけど……
	藤:珍しい。何があったんだ?
	伊:この間、常連客のおばさんに、見合い写真を押し付けられて、それは断ったんですが、今後その手の
	  ことは増える気がするので、どう対応したらいいと思います?
	左:実家、手芸屋だっけ?
	伊:はい。ちなみに、庄ちゃんちの電気屋は、斜め向かいです
	藤:他で誤解されてるみたいに、庄左ヱ門と付き合ってることに出来ないのか?
	伊:それが、高校生位の頃に庄ちゃんの弟の庄二郎に訊かれて「有り得ない」って答えちゃったのを、
	  庄二郎が覚えていて……
	左:あー、そうすると今更ムリなのか。他に、うちのしろみたいに偽装を手伝ってくれそうな奴とかは?
	伊:シスコンの金吾と、既婚者の三治郎くらいしか記憶のある友人が居ません
	藤:それは、確かにどっちもないな
	伊:でしょう?  で、いっそ開き直って彦四郎を選ぶのも無理な感覚は、川西先輩なら解りますよね?
	左:解る。僕も三郎次が無理だったから、しろの提案に乗ったわけだし
	藤:……。そうなると、あまりお勧めは出来ない手ならある
	伊:どんなですか?
	藤:うちのカズが使ってる手なんだけど、「女にしか興味がない」って公言する
	左:うわ。確かに、ある意味本当のことかもしれませんけど……
	藤:ちなみにカズは、正確には「女のコにしか興味無い。っていうか、藤ちゃんしか要らない」で、
	  本気だからより一層性質が悪い
	伊:……大変ですね、浦風先輩
	藤:俺よりも、何も知らない親の方が哀れだけどな。……そういう意味でも、勧めたくはないんだ
	左:そうですね。それならまだ、仕事や生徒を逃げ道にした方がマシでしょうね
	伊:やっぱり、その辺りですかねぇ



『友達の話』(女教師トリオ/数年前)

	伊:先日久しぶりに兵ちゃん達と会った時に、「同僚に、凄く格好いい先生が居るんだ」と兵ちゃんが
	  はしゃいでいたんですが……
	藤:兵太夫って、私立で歴史の先生になったんだよな?
	伊:ええ
	藤:てことは、……ゴメン。悪いけど、オチは読めた。
	左:僕も何となく解ったかも
	藤:それさ、うちの先輩だろ? あの人、今世でも大学の先輩だったから
	伊:あぁ。就職先をご存知だったんですね。その通り、立花仙蔵先輩みたいです。しかも、その後に、「でも、
	  あくまでも観賞用で、一番は三ちゃんだからねv」みたいな惚気もついてきまして……
	左:つまりは、グチりたかったわけか




『姫 vs. 親衛隊』(仙&伊+α)

	伊:立花さん
	仙:よそよそしいぞ、ちさ。普段通り、「仙蔵」か「仙ちゃん」と呼べ
	伊:無理です。対外的には、父さんの友達なんだから

	女生徒A:ちょっとそこの子!
	女生徒B:アンタ、立花先生の何なのよ!?

	仙:最も大切な存在だ 伊:友人の娘です
	仙:ちさ!
	(伊:頼むから、堂々とロリコン宣言しないで。君は30男で、僕は女子中学生なんだから)
	(仙:しかしだな……)
	伊:学生時代からの友達の娘で、姪か娘みたいに可愛がってくれている。それだけです。……ね?
	  立花さん(生徒さんの前なんだから、変なこと言わないで。余計な揉め事はおこしたくないし)
	仙:(……解った。仕方ないから、今日の所は引いてやる)ああ。ただ、実の娘並に可愛がっている、特別な
	  存在なのは事実だ。(これ位なら、構わないだろう?)
	伊:(まあね)父さんも立花さんも、他の友達のおじさん達も、何かみんな無駄に甘やかしてくれてるって
	  だけですから、ご心配なく

※( )内は矢羽音会話
(3/17 元メモ発掘。より一層仙蔵さまがロリコンぽいですが、興味のある方はどうぞ)




『同僚はミーハー』(仙&兵/上の続き)

	兵:立花先生v 見てましたよ〜。親衛隊(笑)に絡まれたあの子、何者ですか?
	仙:……兵頭先生。会話までは聞こえませんでしたか?  先日訪ねた際の忘れ物を届けに来た、友人の娘です
	兵:え?  先生って、あんな大きなお嬢さんが居ても、おかしくない歳でしたっけ?
	仙:同級生の友人の中で最も早く親になった奴の子で、更に私は院まで行った後に就職しましたから、
	  これでも今年三十路を迎えます
	兵:そうなんですか。けど、もっと若く見えます
	仙:ありがとうございます。しかし、30より下に見えるというのは、若造に見えるという意味にも聞こえかね
	  ませんが?
	兵:ああ、確かにそれもそうですねぇ。えっと、じゃあ、「歳なんか関係ない」って感じ?
	仙:一応、褒め言葉として受け取っておきます。(記憶が無いのに、一番変わっていない気がするのは、私の
	  気の所為だけではないだろうな)



ふと思いついたり、前々から考えてあったネタを書いてみました。 元笹山兵太夫様こと兵頭篠乃さんは、学生結婚した旦那様ラブだけどミーハー気味な歴史の先生で、 喜々として拷問や魔女裁判の話をするようなお方です。 (ついでに仙様は、マッドサイエンティスト一歩手前な化学教師) 2010.3.2