ある日。コスモスの元に遊びに来たチャイルドバルタンのシルビィと、ミライことメビウスに会いに来た
サイコキノ星人のカコと、たまたまマックスを訊ねて来ていたタイニーバルタンが、宇宙警備隊の廊下で
顔を合わせ、折角なので食堂で少しおしゃべりをすることにしました。
「初めまして。ミライの妹の、カコって言います」
「僕はタイニー。マックスくんの知り合いだよ」
「シルビィだよ。シルビィはね、コスモスくんの友達なんだ」
お互いに自己紹介を終えた後、
「そっかぁ。シルビィちゃんもタイニーさんもバルタン星人ってことは、あたしだけ仲間外れ?」
「でも、カコちゃんも母星を失くしてるから、一緒だよ」
「それから、魔法と超能力は似てるって、シルビィ思うよー」
といった感じの話や、それぞれの家族や友人・仲間などについて話している時。シルビィが
「コスモスくんの友達のムサシの友達のマリと、メル友なんだ」
と話すと、カコが羨ましそうな声を上げた。
「いいなぁ。あたしも、マリナさんやコノミさんや、あと出来たらミサキさんともメル友になりたい!
ミライに頼んだら、メアド渡して来てくれないかな」
そんな訳で、
「兄さん。これらの書類を全て終わらせたら、サコミズに逢いに行っても良いですよ」
「え。本当か、マン?」
「ええ。ただし、ついでに頼みたいことがありますが」
ゾフィーからサコミズ経由で、カコのメールアドレスをGUYSの女性陣に届け、代わりに向こうのアドレスを
手に入れて来てもらうことにしましたが、その程度のことは本当に「ついで」なので、喜々としてゾフィーは
山と積まれた書類をさっさと処理して出掛けて行きました。ちなみにその書類は、通常の3日分はあったのに、
1日掛からずに片付いた―しかも正確に―のを確認した、マンを初めとする弟達―以外も―は皆
(普段からこのスピードで仕事を片付けてくれると助かるのに)
と思いましたが、馬の鼻先にニンジンをぶら下げるように、エサがあった方がはかどるのかもしれないとも
考え、とりあえず今回は無事にお使いを果たして来て、カコにも感謝されたので、流すことにしましたとさ。
うっかりミスで上書きして消してしまったので、書きなおしました。
やっぱり、女の子は可愛くて良いですねぇ
2010.10.12
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