〜金の斧 銀の斧1〜

ゼロが池ポチャしました

湖の精「貴方が落としたのは、この、青メッシュの入った、若干フレンドリーで
    頭撫で撫でしてくれちゃったりするゼロですか? それとも、金メッシュで、
    熱血馬鹿度が微妙に増してる気がするゼロですか?」
セブン「あー、そうだな、両方と言えば両方だし、両方ちょっと違う気がしなくもないような……」
湖の精「どちらですか?」
セブン「……。どちらでもありどちらでもない、普段の俺の息子、ゼロを返してくれ」
湖の精「良いでしょう。正直に答えましたので、3人全てお返しします」
セブン「え。いや。3人も要らないというか、俺の息子は1人だから!」



〜金の斧 銀の斧2〜

ゼットンが湖にダイブしました

湖の精「貴女が落としたのは、こちらのデフォルメした時の可愛らしさが半端ないけれど、
    最後で最強の宇宙恐竜の初代ゼットンですか? こちらのシュっとしたフォルムの
    ハイパーゼットン(イマーゴ)ですか?」
ケイト「どちらも私のゼットンではない! しかし、どのゼットンも、強く美しく愛らしく気に入った。
    全て私のものにする」
湖の精「大変素直でよろしいですね。気に入りました。このゼットン3体に、ハイパーゼットンの
    ギガントもお付けしましょう」

バット星人「ちょっと待ちなさい! そのハイパーゼットン達は、私のゼットンです」
ケイト「失せろ小者。お前などより、私の方がゼットンの主に相応しいに決まっているだろう!」



〜金の斧 銀の斧3〜

陛下を湖まで追い詰めました

湖の精「貴方が落としたのは、この、口も態度も悪いけれど筋の通った、悪の心に
    飲み込まれる前の親友ですか? それとも、身も心も悪に染まっているけれど、
    実は人情味に篤く部下に慕われている元親友ですか?」
父「う……」
Z「悩まないで下さいよ、大隊長」
父「しかし……ゾフィー。お前は、もしもヒカリがあのままツルギとして、ボガールへの
  復讐のために地球人を犠牲しようとしていたら、地球を守るため奴を討ったか?」
Z「……」
M「兄さんまで……」
父「セブン、マン。もしもこの先レイがまたレイブラッドに飲み込まれ、宇宙を支配しようとしたら、
  迷わず倒せるとでも言うのか? ゼロのプラズマスパーク奪取が未遂に終わらず、過ぎた力を得て、
  かつてのアイツのように光の国に仇なしていたなら、父と名乗らず討伐出来たか??」
7「……。そのifには、答えられません」
父「ならば、違う道があった可能性を、少し位夢想しても良かろう。平行世界は、無数にあるのだぞ!?」

湖の精「で、どうするんです? 正直わたし待ち飽きました」


ダークゴーネ「我らが陛下を、返して戴きましょう!」
アイアロン「そうだ。俺らは青っちろい昔の『ウなんとか』な頃の陛下にゃ興味ねぇんだよ」
ロプス「へいか、かえせ」

湖の精「はい。じゃそういうことで☆」



〜おおきなかぶ〜

今日も今日とて、愉快犯な自称─多分一応実際も─「カミサマ」が、
宇宙警備隊の三男の息子の所に遊びに来ており、その後ろには
黒ずくめのストーカーが居た。
そこまでは─中坊な息子的には不本意だろうが─いつもの
ことだったが、今日はその後ろに
「ザギ様には悪いけど、ノアじゃなくて……」
と呟いている黒服の女性と、更に2人黒い男が居り、その男の
片方を、三男の養いっ子が、何とも言えない顔で見ていた。


R「……クマさんじゃない」
M「うん。別人だから」
0「誰なんだ、アノ後ろの連中」
7「ザギの、部下だか手下だか臣下だか仲間だか、まぁそんな感じの連中だな」
0「で、ソイツらが、何で居るんだよ」
M「えーと、『たまにはザギ様のお目付けとして』と称して遊びに来た、のかな。多分」




日記もどきに挙げてた分が溜まったので。 とりあえず、バット星人は映画の奴で、湖の精がノア様だったら最悪だな。 ……と思います。 2012.9.5