1.名残
「レイ」
「なんだ、ゼロ」
「俺のこと、ちょっと『兄貴』って呼んでみろ」
「あにき?」
「そうだ」
「……セブン。アレ、何があったのか知ってる?」
「ああ。今度の戦いの時に、一時的に身体を 借りた相手に、まだ小さい弟が居て、
その子に ずっと『兄貴』と呼ばれていたらしいから、 気に入ったんじゃないか。
あと、自分の動きでジャンボットを動かしていたそうだから、それがバトルナイザーで
ゴモラ達とシンクロしているレイと、 被った可能性も高いな」
「ふぅん。まぁ、良い傾向ではあるね。……けど、君の見守り方が、ちょっと
ゾフィー兄さんやタロウっぽいのが、 私としてはどうかと思うんだけど」
2.連想
「アンタが隊長さんか。しばらく世話になんぜ、 よろしくな!」
「あ、ああ。うん。よろしく」
「んあ? どうした。何か顔色悪くねぇか?」
「いや、大丈夫。何でもないから、 気にしなくて良いよ」
(……おそらく、彼の頭を見てバードンのことを思い出したんだろうね)
(多分な。しかもさっき、ジャンボットを 「焼き鳥」と呼んでいたし)
(ああ。それは間違いなく、連想しますね)
(だなぁ。グレンは何も悪く無いけど、そりゃ腰引けるわ)
(トラウマですもんねぇ)
3.実験実験♪
「セブンさん、ヒカリさん。ジャンボットの動力って、エメラル鉱石や
エスメラルダ人でないとダメなのか、ダイナ叩き込んで実験してみません?
アイツもエネルギーの塊みたいなものですし、ミクロ化も出来る筈ですから」
「ああ。確かに、代替エネルギーを調べてみることは有効だな」
「そうだな。ダイナなら、ちょっと位力を分けても平気そうだしな」
『断固として拒否する! 今の所、ミラーナイトと行動を共にするだけで間に合っている!』
「えー。けど、もしもの時に備えて調べておくのは大事だよ」
「そういうことだ」
「諦めて、さっさと実験終わらせた方が楽だぞ、ジャンボット」
「そーそー。サクッとやって終わらせちゃおうぜ」
『ダイナ!? お前は自身が実験に使われるのは、嫌ではないのか?』
「ヤだけど、逆らっても無駄なのは、嫌って程知ってるし」
『……ティガ! あの4人止めてくれ!』
「悪いけど、ガイアとアグルはともかく、セブンさん達を止められる
立場じゃないから無理だよ。それに、自分に害が及ばなそうなら、
生き生きしている研究者を見てるのは好きだし。
……イルマ隊長やホリイさん、元気にしてるかなぁ」
日記もどきの突発小ネタログ。
基本的に昭和組も平成組も、自分or半身が所属していた防衛チームの面々が大好きで、
特にダイナ以外の平成組(とマン)は、語らせたら止まらない位なイメージなのが、
最後の1本のオチに(笑)
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