7がつ20にち
きょうから、なつ休みです。なつ休みは、りょうもお休みなので、
みんなおうちにかえります。だけどシルビィは、パパがおむかえに
きてくれるまで、コスモスくんのおうちにおとまりです。
7がつ21にち
きょうは、コスモスくんとおなじアパートの、ティガさんと、ダイナくんと、
ガイアさんと、アグルさんに、ごあいさつをしました。
「こんにちは、コスモスさん。そちらは、親戚のお子さんか何かですか?」
「こんにちは〜。この子はぁ、親戚じゃないけど〜、友達のシルビィちゃんだよ〜。お父さんがお仕事の間、
うちにお泊まりなんだぁ」
「そうですか。こんにちは、シルビィちゃん」
「こんにちは! お姉さん達のお名前は?」
「ダイナだぞ。よろしくな、シルビィ!」
「僕はティガだよ。だけど、僕は『お姉さん』じゃないんだけど……」
「うん。よろしくね、ダイナお兄ちゃん、ティガお姉ちゃん」
「いや、だから、お姉さんじゃないってば」
「いいじゃんティガ、いつものことなんだし。……僕はガイアで、こっちの目付きの悪いお兄さんはアグルだよ。
よろしくね、シルビィちゃん」
「うん。ガイアさんとアグルさん」
「……何で、ガイアは『お姉さん』じゃないのかなぁ」
7がつ23にち
きょうは、パパを見つけたとおもったら、ちがう人でした。
でも、パパととってもよくにてて、パパとおんなじしゃべりかたでした。
バルタンおじちゃんも、ダダさんも、メフィラスさんも、コスモスくんのおうちに
いるあいだは、またあそびにいってもいいってやくそくしてくれました。
7がつ25にち
きょうは、ダイナくんがせみとりにつれていってくれました。
ダイナくんはせみとりも、せみのまねもすっごくじょうずでした。
でも、かえったらティガおねえちゃんに
「こんなにせみをとってきてどうするの」
っておこられていました。
7がつ28にち
あしたは、コスモスくんがうみにつれていってくれるって、やくそくしてくれました。
たのしみです。
「明日はぁ、僕もジャスティスもお休みなんだけど〜、シルビィちゃん、行きたい所とかやりたいことはある〜?」
「えっと、えっとね。シルビィまだちゃんと泳げないから、練習に行きたい!」
「そっかぁ。どうする、ジャスティス?」
「……泳ぎの指導は出来なくはないが、あまり、行きたくは無い」
「だよねぇ。じゃあ、せめてプールじゃなくてぇ、海にしようか〜。海ならぁ、水着にならなくても平気だし」
7がつ29にち
コスモスくんと、ジャスティスさんといっしょに、うみにいきました。
ガイアさんやティガおねえさんたちもいっしょにいきました。
とってもたのしかったです。
「おはようございます、コスモスさん。ダイナから聞いたんですが、海に行くんですってね」
「おはよ〜、ガイアくん。そうなんだぁ、でも、何でダイナくんから?」
「ラジオ体操の時に、シルビィちゃんから聞いたんだそうです」
「それでですね、折角なんで、僕らもご一緒しても良いですか? マックスから海の家とかの割引券をもらったん
ですけど、僕らだけじゃ浮き輪のレンタルなんかは多分使わないし、アグルはこれでも結構泳ぐの上手なので、
シルビィちゃんにコツとか教えてあげられると思いますし」
「えっと〜。いいよねぇ、ジャスティス?」
「……大人数の方が、シルビィも楽しいだろうから、仕方ない」
「やったぁ。ガイアさん達も一緒だー!」
「あ。ティガ、ミスコンやってるから、出てくれば?」
「ヤダよ。何で僕が」
「えー。美人だから? それにほら、アノ優勝賞品のスイカ美味しそうだし」
「だからって、無理だよ。水着も無いし」
「女物の水着なら、何種類かありますし、パットもご用意出来ますけど?」
「は? 21!? 何でいるの??」
「ネオスが、マックスの代わりに、そこの海の家でバイトしているからです。ちなみに当のマックスは、
ライフセーバーの方のバイトに引き抜かれまして」
「なあ、マックスって、こないだプールの監視員のバイトもしてなかったか?」
「してますよ。2日置きで交互にやってるそうです」
「……ああそう」
「コスモスさん、上着脱がないんですか?」
「うん。僕ねぇ、日焼けしても赤くなって痛いだけだから〜、焼けないようにしてるんだぁ」
「ジャスティスさんもですか?」
「んーん。ジャスティスはぁ、水着持ってないからだよぉ」
「てことは、あのパーカーの下は」
「濡れてもいいTシャツとぉ、ハーフパンツだよ〜」
シルビィちゃんと平成組の夏の風景。
アグルのセリフが無いのは、多分仕様です
2010.8.8
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