1.とある夏の日の出来事
「ガイアさん」
「何、メビウス?」
「さっき、アイスを食べながら帰って来る途中で、ティガさんとダイナさんに会ったんです。
それで、ダイナさんに何のアイスなのか訊かれたので答えたら、ティガさんがすっごく
嫌な顔をしたんですけど、ティガさんてアイス嫌いなんですか?」
「いやぁ。特に好きでも嫌いでも無かったと思うけど。……ちなみに、何味食べてたの?」
「ピーチメルバです」
「……。ああ、うん。それは嫌な顔するだろうね。ティガにとって、『ゴルザ』と『メルバ』は、
『キリエル』並に嫌いなものだから」
オマケ
「ふぅん。そんなことあったんだ。じゃあ、ついでだから教えといてあげるけど、マン兄さんの
前でバニラアイスとかバニラ味のもの食べてると、嫌な顔っていうかしょっぱい顔するから、
やめといた方が良いと思うよ」
2.女王様から一言
キリエルとか言ったかしら。
「君が現れる前から」
なんてほざいていたけれど、何万年前のつもり?
少なくとも、ワタシ達の配下に居た覚えは無いし、名を聞いた覚えすらないわ。
3000万年前の闇の王の名を知らぬ新参者の分際で、ワタシのティガに楯突くんじゃないわよ。
たとえ憎き光に転じようと、このワタシが認めた、ただ1人の存在に、お前如きが敵う訳無いでしょう
byカミーラ様
3.そっちじゃない
「タロ坊は、ホントツインテール好きなんだな」
「ああ、海老の味がするらしいね」
「? 何の話だ、ジャック?」
「グドンが、『ツインテールは海老の味がする』と言っていたと、ゴモラから聞いたとレイが」
「……そうなんだ。でも、それは『ツインテール』違いだね」
「母もメビウスも、上の方で2つ結びにしてるよね。って話だから」
「解っていますよ。冗談です。……レイから聞いた話は本当ですが」
4.海の家バイト中
「あらぁ、ダイナじゃないの。こんな所で何してんの? ついにスーパーGUTSクビになったわけ?」
「友達の手伝いでバイトしてるだけだよ。お前らじゃないんだから、そんなコロコロ仕事変わんないって」
「まぁ、失礼しちゃうわぁ」
「カマちゃ〜ん。焼きそばまだぁ? 混んでる訳?」
「ううん。ちょっと知り合いがバイトしてたもんで、話し込んじゃってただけ。ゴメンね、ダダちゃん」
「知り合いだったのか、お前ら」
「ダイナ? ってことは、もしかしてティガさんもいる訳!?」
「居るけど……」
「……ダイナ。誰だこの濃い連中」
「俺の知り合いと、マンさん達の知り合いのカマ。んで、オカッパの方は何かティガのファンらしい」
ミジー星人と、ダダやメフィは仲良くなれると思うんだ
5.ステージショー第一部後日談
「大隊長。久々に呑みませんか? ヒカリも後で顔を出すと言っていたので、3人で」
「それは構わんというか、むしろ嬉しい申し出だが、何か魂胆でもあるのか、ゾフィー?」
「そんな、『魂胆』だなんて心外な。勤務中に報告した件の、続きをお話したかっただけです」
「続き?」
「ええ。……私達の他にも、過去のマンに力を貸してくれた、更に過去からの助っ人が居たことは
報告しましたよね? その助っ人は、少々、だいぶガラが悪く、ゼロとガンつけ合ったり、悪態を
ついたり言い訳をしながらも、力を貸してくれ、誰よりも─私よりも─強かったんです」
「……まさか」
「ええ、そのまさかです。チラリと一瞥して『老けたな』は、事実なので仕方ないとはいえ、地味に
傷つきましたね(笑)」
「相変わらずというか、あの頃のアイツらしい言動だな」
「本当に。……といった感じの話を『大隊長』や『ウルトラの父』ではなく、『ウルトラマンケン』と
したかったので、こうしてお酒持参でお邪魔させていただいたわけです」
「確かに、それは形式的に報告されるよりは、酒の肴に語りたい内容だな」
「でしょう? 懐かしさと、かつての憧れの念と、少しの葛藤と、ゼロとの迫力や年季の差に笑えた
ことなど、お話したいことは沢山あって」
「年季の差(笑)確かに、アイツに比べたら、ゼロなどまだまだ可愛い小僧っ子というか、実際小僧だしな」
「ですよねぇ(笑)」
以下 報告過去語り入り交じった飲み会が続く
6.誰!?
「ダイナ、ゼロ、マックス。悪いんだけど、通してもらえる?」
「ん。ああ、悪ぃ。通路塞いでたか」
「どっか行くのか?」
「うん。ちょっと、悪い子のお仕置きに」
「……なぁ、今の誰だ? どっかで見たことある気はすんだけど」
「誰って、コスモスだぞ」
「は? 人相全然違ったぞ」
「そうなんだよなぁ。コロナモードん時のコスモスって、ジャスティス並に目付き悪いから」
「俺らのタイプチェンジと違って、キレた状態がコロナモードらしいからなぁ」
「そうなのか……」
日記小ネタ他
思い付くまま書きためたものでした
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