「ゾフィー兄さんとヒカリって、どういう風に知り合ったんですか?」
	「ああ。コイツ(ゾフィー)にナンパされた」
	「はい?」
	「小学校に挙がる前位に、コイツの実家の近くに越して来て、家族で挨拶に行ったんだ。そうしたら、まず
	『カワイイ』を連呼されて、近所にある公園や馴染みの駄菓子屋から秘密基地まで連れ回されて案内され、
	 シメに『大きくなったらお嫁さんになって下さい』と言われた」
	「だってアノ頃のヒカリちゃん、すっっごい美少女だったんだよ」

	「何か10年位前まで、同じようなこと言ってた奴居るよね」
	「おや。アグルに、そんな可愛げがあった時期があるんだ」
	「何しらばっくれてるの、ティガ。ダイナが君に言ってたんでしょうが」
	「へぇー。そうなんだ」
	「いえ、その、『ティガちゃんが女の子だったら、ダイナのお嫁さんに欲しかったわ。……いえ、いっそ男の子
	 でも良いから、くれないかしら?』などとダイナのお母さんが言ったのに対し、ウチの母が『ティガがそれで
	 いいなら、別に構いませんけど』みたいに返すのが、何故か日常会話になっていまして、それを10歳頃まで
	 ダイナが真に受けていただけです」
	「……。えーと、何というか、大らかなお母さん方だね」
	「その一言で片付けるのはどうかと思いますが、まぁそうですね。……それでも僕は、再三『僕もダイナも
	 男の子で、男の子同士は結婚出来ないんだ』とか、『僕は男だからお嫁さんにはなれない』みたいに説得
	 して来たんですが、その度に『だけどガイアはアグルのお嫁さんになるって言ってた』と反論されて……」




後でもっと足して1つの話にする予定ですが、ひとまず書けたセリフのみ 警備隊兄弟+平成組で飲み会中の一幕です 2010.5.20