目が覚めると何故か猫になっていた。そんなある日のお話。


〜アグルの場合〜
	「……アグルってば、黙ってさっさと出掛けちゃったの?」
	「にゃー」(違う! ガイア。俺はここに居る)
	「何でこんな所に猫が? 迷いこんだのかな」
	「うにゃー」(つまみ出そうとするな! 俺がアグルだ! 分からないのかガイア!?)

	
	
〜ティガの場合〜
	「……にゃあ」(……何が起きたんだろう)
	「お、猫だ。って、もしかしてティガ?」
	「うにゃ」(そうだけど、何で分かるのダイナ)
	「ん〜、何でだろうなぁ」
	「にゃう」(しかも会話成立してない?)
	「そうだな」


〜ジャスティスの場合〜
	「にゃ……」(何が起きた。何故猫に……)
	「あれぇ、猫さん? どうしたのぉ、迷子?」
	「……にゃう」(……コスモス)
	「ちょっとごめんねぇ。……うん。毛艶も良いし、病気も持ってなさそうだねぇ」
	(もしや、このまま猫の振りをしていれば、コスモスに甘えることも可能なのか)
	「に、にぃ」
	「ん〜。どうしたのぉ。抱っこして欲しいのかなぁ?」


	翌日
	「昨日は急な呼び出しで、事後のメールのみで済ませた上、帰りも遅くなってすまなかった」
	「ううん。いいよぉ、別に。可愛いお客さんもいたしねぇ」
	「……客?」
	「うん。美人さんでぇ、とってもキリっとしてるけど、すっごい可愛い猫のねぇ」
	「そ、そうか」
	「たまには、アレ位思いっきり甘えてくれてもいいからねぇ」
	「何の、ことだ。コスモス?」
	「ううん。何でもないよぉ」




きっかけは忘れた姉さんリク ホントはゾフィー兄さんもあったけど、めんどくさいのでその内ということで…… 2010.7.8