1(三郎幼少期)
	「おとーさんだよー」
	「勘ちゃん、毎回それ言っては三郎に厭な顔されてるよね」
	「いや、だって、その表情が鉢屋そっくりで、凄い笑えるから」




2(11年くらい前)
	「結婚決まったんだって? おめでとう。相手何者?」
	「えっと……先生」
	「へぇ。小中高どれの?」
	「というか、中在家先生」
	「それって中学の時お前らの担任だった、中在家長次先生?」
	「うん」
	「そっかぁ。じゃあ、任せて大丈夫だな」
	「?」
	「生半可な奴だったら、反対して止めるつもりだったんだ。実は俺、大学卒業して、就職して何年かしたら、
	 お前らと家族になるのもアリかなぁ。とか考えてたから」




3(現在)
	「♪〜 2年B組 鉢屋三郎。職員室尾浜の所まで、ちょっと来てくれるか?」

	3分後

	「あのな、『鉢屋』じゃないって、何度言えば解るんだ?」
	「アレ? 『不破』だっけ?」
	「違う」
	「でも、『中在家』でもないよな」
	「その間違いだけは、絶対にしてくれるなよ」





新5年生尾浜勘右衛門くんについて色々考えてみました家族モノ編 雷蔵の同級生=長次の元教え子で、兵助の担任な高校教師(独身)で、三郎が赤ん坊の頃から おちょくってはケラケラ笑ってたタイプ。若干天然気味。 とかでいかがでしょう? 2009.12.13