中在家さんちには現在、未成年の孫とか子供達が、10人以上いるので、お年玉というのは結構─かなり─
		大きな出費です。


		小学校に上がるまでは、お金ではなく本来の意味である丸餅で、もらえるのは成人するまで。というのは、
		現在は親になっている上の子達が子供だった頃から決まっているので、とりあえず長男留三郎の所の下の
		3人と、次女伊作の所の末の双児と、末っ子の怪士丸は除外されますが、次男小平太の妻滝夜叉丸の末妹
		喜八郎はまだ未成年なので対象として数えられています。
		(ちなみに、家長である長次の後妻の雷蔵の息子三郎は、雷蔵が結婚した当初から「要らない」と言って
		 きたので除外されていますが、その親戚の庄左ヱ門と彦四郎の兄弟は、向こうの曾祖父である大川翁が
		 くれるので、あげる対象になっています)


		そこで大人達で相談した結果。一番年上の藤内と数馬が小学校に上がった時に
		「お年玉が欲しくば、我らに勝ってみろ」
		という、長女仙蔵様の案を採用しました。


		という訳で、百人一首・いろはがるた・トランプなどで勝たないと、お年玉がもらえない仕組みになって
		います。とはいえ、兄弟全員で挑んでもアリな人もいますし、手加減してくれる人もいます。


		けれど、百人一首を得意とする仙蔵や文次郎の姉照代は、子供相手でも一切手加減してくれませんし、
		伊作もカルタの読み手をやりつつ、
		「あ。見つけちゃった」
		などと言いながら取ったりすることがありますし、滝夜叉丸もついムキになることが珍しくありません。
		そして夫婦は1組扱いなので、おばさん達に負けたら、おじさん達からももらえません。
		なので、子供達にとって狙い目なのは、滝夜叉丸の弟三木ヱ門や留三郎、長次辺りだと思われている
		ようですが、本気を出して勝負すると、百人一首は長次(中学の国語教師)、トランプは留三郎が最強
		だったりするらしいです。


		尚、中学入学までは外国で育ったので一番日本文化に疎そうな滝夜叉丸の兄タカ丸は、美容師なので
		着付けやセットの予約が入っていて忙しいけれど、一応全員にくれます。
		そして、最近は仙蔵の長女藤内もバイトとして着付けを手伝っているため、藤内だけは無条件で全員から
		そこそこの額のお年玉がもらえていますが、今の所誰からも文句が出ていないとか。




家族モノで正月話のリクエストをいただいたので書いてみたら、 長くなったので単独で挙げてみました。 こんなんでよろしいですかね、おりづる様? 2011.1.1