”目撃証言”
ねぇ、アナタ。聞いて下さいます?
今日のお昼頃、お買い物から帰って来る途中で、すぐそこの児童公園に、何だか目付きの悪い男が入って
いって、そこで遊んでいる3歳くらいの男の子に近付くのを、わたくし見たんです。
それで、慌てて通報しようとしたら、その子が男に向かって
「お父さん」
と言ったのが聞こえましたの。
びっくりしていたら、通りすがりのご近所の方が、
「大丈夫よ。あの人達は、正真正銘の親子だから。すぐそこのね、潮江さんの所の息子さんと、孫の数馬くん」
と教えて下さったんですが、始めに見掛けた時は、本当に肝が冷えましたのよ。
新婚ほやほや&越してきたての里芋さんちの奥様の目撃証言でした(笑)
ちなみに半実録です
叶さんが3歳頃、引越して来たばかりのマンションの裏の公園で他の子達と遊んでいた時、それを迎えに
来た父(長髪+髭でちょい強面)が、管理人さんに不審者に間違われかけたことがありまして。
その時はこのネタ通り、私が「お父さん」と呼んだことと、顔見知りのよそのお母さんが
「あの人、怪しく見えるけど、間違いなくあの子のお父さんだから大丈夫」
みたいなフォローをいれてくれたそうです。
”お父さんフォロー(?)小ネタ”
あのね数くん。最近は作ってなかったってだけで、お父さん、あれで意外と料理上手だよ。
覚えてないとは思うけど、数くん達の離乳食も作ってくれてたし。
藤内がアトピーっ子だったってのもあって、離乳食は市販のじゃなくて手作りにしてたんだけど、何が
気に入らないのか…って、まぁ、多分不味かったんだろうけど、数くんは僕が作ったやつだと、お口に
入れた途端に吐き出してばっかりでね。なのに、文次の作ったのは食べるもんだから、仮にも保育士の
卵としては結構ショックだったなぁ。しかも料理歴も、一応僕の方が長かったのに。
確かに大人の味覚でも、文次が作ったの方がおいしかったから、そんなもんなのかもしれないなぁ。って
思って、改良はしたけど、さもくん以降も作ってもらってたのは、ちょっとずつ仕事が忙しくなってきて、
普段構ってあげられる時間が減った分と、僕の負担を減らす為らしいよ。団くん達以降は僕が作ったのは、
そんなヒマもない位忙しくなってる気がしたから。……他の家事についても同じだよ。僕から
「別に無理して手伝ってくれなくてもいいよ」
って言ったの。でも、「ヒマだったらちょっと手伝ってくれないかなぁ」とか思うことはあるよ。
それでも、そこの所と家出理由は、また少し違うんだけどねぇ。
おまけ
ところで、数くんてば、いつからそんなにお父さん嫌いになったんだっけ?
ちっちゃい頃は、「お父さん登り」がお気に入りだったのに。…え? 覚えてない?
座って新聞読んだりしてる文次に、よじよじ登って、そのまま落とさないように立ったり、時々揺らしたり
してもらうと、それはもう、大喜びだったんだよ。さもくんや団くんもよくやってたけど。
『とある休日』のフォローネタ…の筈
”『そんなこんなな事情』おまけ”
「おお。この部屋の床見たの、いつ以来だろう。お前掃除得意なの?」
「おじさんがやらな過ぎなだけだと思うけど…」
「もしかして、他の家事も出来る?」
「一応は」
「そう。それじゃ、今後は全部任せた」
「え?」
「今日の夕飯はうどんがいいなぁ」
「俺、やるとは一言も……」
「私は、仕事してお前を養ってあげてるんだよ。その分家のことはお前がやるのが当然だろう?」
居候な甥っ子vs屁理屈な叔父さん
多分この当時甥っ子6〜7歳……
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