21 次屋×小平太
小:おー、いたか三之助
次:先輩? どうしたんすか? 他の連中は?
小:下二人がばててたんで、滝が休ませてる
次:先輩の底なしの体力についてくのは大変っすからねぇ
小:今日は、お前の捜索疲れだぞ
次:は? 俺別に迷ってないっすよ
小:とにかく戻るぞ。みんな待ってるからな
(連れ戻ってから、滝に「二人とも自粛しろ」と説教を食らいます)
22 中在家×伝七
伝:すいません。立花先輩から、代わりに頼んでいた本を取ってくるように
言われたんですが、どの本ですか?
中:…そこの束だ
伝:え? こんなに?
中:半分は、お前達の分だ
伝:僕達の?
中:一度で持てそうもないなら、分けるか?
伝:お願いします。…で、「僕達の分」というのは…
中:仙蔵が、お前達に読ませるために選んだ。…お前の分は、一番上の3冊だが、どうする?
伝:借りて、いきます。全員分。ですから、立花先輩の分をお届けしている間に、分けておいて頂けますか?
中:わかった
23 七松×怪士丸
七:ん〜。どうした? 長次なら図書室だぞ
怪:知っています。その、中在家先輩のお使いで来ましたから
七:長次の? 私に何の用?
怪:昨日返却された本に染みがあったから、修復で遅くなるので、「今日は行けない」だそうです
七:染み? 私の返した本にかな?
怪:え!? 先輩も本を読むんですか?
七:…私を何だと思ってるんだ?
24 浦風×作兵衛
作:…藤内?
浦:左門なら委員会。三之助は後輩達と遊んでいた。数馬はお使い。
孫兵は飼育小屋。用具に修理頼んでおいたものは、昨日受け取ったよな
作:別に迷子共を探しているんでも、委員会の使いでも、他の連中に用があるんでもないぞ
浦:じゃあ、何の用? 今日は委員会もないし、朝からちょっと体調悪いんで、出来れば寝ていたいんだけど
作:そうなのか? なら、今日はやめてお
浦:言ってみろ。「具合が悪い」って程ではないから、ひとまず聞いてから考える
25 能勢×三郎
能:雷蔵先輩の代わりに来たんですか? 本人はどうしました?頼まれたんですか? 勝手にですか?
三:よくわかるねぇ。というか、私はそんなに信用ないのかな?
能:ないですね。自分の所業を思い返してみて下さい
三:少なくとも今日は、雷蔵に言われて来たんだけど
能:当番の代わりを頼まれたんですか?
三:いや。捻挫で医務室に寄るから、伝えてくれって
能:やっぱり勝手にですか
26 黒門×三郎次
三:ああ、ちょうどいい所に。コレ(火薬)を、立花先輩に渡してくれるか?
黒:わかりました。けど、何でみんな僕に頼むんですか?
三:兵太夫や綾部先輩に、頼めると思うか?
黒:あまり思いませんし、正直頼みたくない気がします
三:だろ? それに、浦風先輩は色々大変そうで、頼むのが申し訳ないんだよ
黒:それも、解る気がします
三:そうすると、お前しか残らないんだ
27 黒木×左近
黒:乱太郎、いますか?
左:そういえば、当番なのにまだ来ていないな
黒:じゃあ、やっぱりアレは乱太郎か
左:…何があった?
黒:腐った廊下を踏み抜いて、転んで落ちたのが綾部先輩の掘ったタコ壺で、
しかもそれが深すぎて出られなくなっている一年生がいるみたいだ。って…
左:間違いないな。そこまで見事に不運が重なる奴なんて、他にいないだろう
28 久々知×左吉(済)
29 山村×左門
山:あー、先輩。ちょうどいいので、相談にのってくれませんかぁ?
左:何だ?
山:新しいナメさんの名前を考えてるんですけどぉ、どっちがいいかなぁって
左:そんなの、先に思いついた方でいいだろう
山:そぉですね。じゃあ、今日から君は「ナメ四郎」ね
左:もう一つは何だったんだ?
山:えっとぉ「ナメ丸」ですぅ
左:僕はそっちの方が好きだな
山:えー。じゃあ、どうしよう
30 食満×三之助
食:次屋三之助!
三:はい! 何すか?
食:そこで止まれ。用があるのは何処にだ
三:藤内にですけど
食:なら、作に呼びに行かせるから、動くな
三:え?
食:今日は作法は委員会は無い筈だ。探させて連れてきてもらうから、大人しく待っていろ
三:いいですよ。自分で探します
食:動くな! 手間が増える
三:(ったく、6年ってのは全員強引なのが特徴なのか?)