31 不破×三治郎
不:悪いけど、君達が希望を出した本は、購入不可に決まったよ
三:何故ですか?
不:カラクリの研究は構わないけど、危険度が高すぎる罠はまだ早い。って、判断だそうだから
三:僕は、それでも構いませんが、兵ちゃんは納得するかなぁ?
不:そっちは、中在家先輩経由で立花先輩から言い聞かせてもらうから大丈夫だと思うよ
三:「まだ早い」ってことは、上級生になったらいいって事ですかね?
不:どうだろうね。その時になってみないとわからないよ

その頃には、興味の方向が違う所へ行っているかも

32 福富×喜八郎
福:先ぱぁい。抜けないし、足も着きませんー
喜:おやまぁ。それは困ったねぇ
福:顔が全然困ってないですよぉ
喜:穴を広げてとりあえず落ちるのと、先輩にもらった埋め火仕掛けて吹っ飛ぶのと、どっちがいい?
福:どっちも嫌ですぅぅ

深さと幅は、上級生がすっぽり収まるくらい。縄を用意して掘ったとかでどうでしょう?

33 綾部×きり丸
綾:お駄賃あげるからさぁ、首フィギュアの修理、代わりにやらない?
き:先輩の分担って、特に破損が酷くて修理が大変なのだって、兵太夫から聞いた気がするんすけど
綾:でも、できるでしょ?
き:いや、多分無理ですって。俺、それなりに器用な方ですけど、まだ1年ですんで
綾:大丈夫だよ。僕ですら出来るんだから
き:おだてたってやりませんよ。どうせ面倒くさいだけでしょう?

綾部二連続(笑) 結構な数があって、飽きたか何か

34 斉藤×喜三太
喜:何で、タカ丸さんがいるんですかー?
タ:ん? 「1年は組の補習に混じるのが一番解り易いだろう」って言われて
喜:そうですかぁ。で、解りますかぁ?
タ:いやぁ。それがさっぱり
喜:僕もですー
(この会話が聞こえた某教科担当は、胃が痛いのを通り越して、
 本気で「どう教えれば理解するのか」で頭を悩ませた模様です)

端から見ている分には和むけど、先生の心中を察すると大変憐れな組み合わせ

35 佐武×久作
久:きり丸は今日も補習か?
佐:いえ。今日は内職の造花の納品に行くって…
久:あの野郎、当番忘れてんのか
佐:多分。完全に
久:なら、お前代わりに入れ。貸出や返却の手続きだけなら出来るだろ
佐:えー!? 今日は田村先輩に火器の手入れを手伝わせてもらえる約束があるんですけど
久:また今度でも出来るだろ? それに、火器の本もあるから、先輩にでもオススメ選んでもらったらどうだ?
  それとも、きり丸を連れ戻してきてくれるか?
佐:…貸し出しのお手伝いさせてもらいます。でも、その前に先輩に断りに行ってきますね

三木と虎は、照星さんの件から親しくしてればいいな、と

36 笹山×金吾
笹:金吾、そこに穴掘って
金:は? 何で?
笹:新しい仕掛け作るから。…塹壕掘るのは得意でしょ?
金:それは、僕じゃなくて委員長の七松先輩! 兵太夫こそ一人分の穴なら、綾部先輩に掘って貰えばいいだろ
笹:先輩にそんな雑用頼めるわけないじゃん。いいから、さっさと掘って
金:嫌だよ。何? 僕にだったら雑用押し付けてもいいとか思っているの?
笹:別に金吾だけじゃないよ。団蔵とか、虎若なんかも。「使える手駒は目一杯使え」が、作法の方針だからね

用具にキューちゃん運ばせたりね(笑)

37 三反田×三木ヱ門
数:何の用ですか? 会計の人は、軽傷なら自分で手当してもらうことになっていますから
三:何だその酷い方針。…違う。怪我じゃない。神崎を見なかったかと思って
数:左門ですか? 奥で昼寝していますので、さっさと連れて行ってください
三:わかった。…おい、起きろ。招集かかったぞ
数:ああ、それから、徹夜が続くとここや僕らの部屋に昼寝しに来て邪魔なので、
  さっさと切り上げるように委員長に伝言お願いします
三:一応伝えはするが、多分聞き入れてくれないと思うぞ
数:なら、伊作先輩が「そろそろ眠り薬仕込もうかな」と呟いていたことも一緒に伝えてください

この方針を実行しているのは6年と3年だけだったり。しかも委員長は、同期相手にのみ。
つまり、会計は数馬にさえ当たらなければちゃんと手当してもらえます

38 夢前×四郎兵衛
夢:あー、そこ踏まないで下さい
四:え? 何? また虫が逃げたの?
夢:いえ。多分その辺りに、兵ちゃんが仕掛けた罠があるはずなんです
四:ああ、金吾が「穴を掘らされた」って愚痴っていたやつだね
夢:それとは別の、立花先輩の試作品を埋めたやつがその辺りなんです
四:目印はないの?
夢:さっき、七松先輩が蹴飛ばしていかれたので、探しているんです
四:…気をつけてね

39 皆本×庄左エ門
皆:牧之介がまた来た
庄:そうみたいだね
皆:僕は戸部先生にご飯作ってきてもらうから、庄左は適当に時間稼いでいて
庄:了解。きり丸のチケット販売は止める?
皆:それは別にどっちでもいいよ

40 潮江×しんべヱ
潮:お前、また体重増えただろ
し:えっ? そうですかぁ?
潮:ったく、食満の野郎が甘やかすからだ
し:先輩の悪口言わないで下さい! 怒りますよ
潮:はん。手前が怒ったところで、何も怖かねぇよ
し:本当ですか?
潮:お、おう(何だこの底知れねぇ感じは。それが逆に怖…くねっての。一年坊主なんざ)

実は少しビビッていた会計委員長(笑)

41 下坂部×彦四郎
彦:お前、ろ組の中では、一番マシだな
下:君は、い組なのに時々僕ら並に顔色悪くない?
彦:委員会の面子が…
下:ああ、そうか。僕も先輩方が気にかけてくださるし、しんべヱが時々おやつくれるから
彦:用具は案外和み系でいいよなぁ

…火薬相手にも似たようなこと言ってたな彦四郎(五十音の5)

42 摂津の×文次郎
文:お前、金勘定得意なんだってな
摂:はぁ、まぁ
文:金の単位さえ付きゃ、8桁同士の暗算も出来るってのは本当か?
摂:一応は
文:会計に…
摂:行ったらバイトに割ける時間が減りそうなんで、お断りします
文:何だと!?
摂:こちとら、自力で生きてくために身に着けた術っすから。
  (団蔵の字の)清書と検算位なら、引き受けてもいいっすよ? 有料で

きり丸の勝ち。 反論できる筈もありませんから

43 善法寺×仙蔵
善:珍しいね。仙蔵が怪我して来るなんて。しかも、後輩の罠に引っ掛かったんでしょ?
仙:全員で共謀されてな。作法室の入り口から約一畳分は、どこにも足の踏み場がなかったのだ
善:それ、中の子達はどうやって出るの?
仙:連中は何処に何を仕掛けたか判っているから、解除出来る筈だが…最悪、窓から出ることもできるしな
善:そっか。でも、浦風君まで共謀していたのは、本当に珍しいよね
仙:大方、止めなかっただけか、細かい調整を手伝った程度だろう
善:さて、手当終わったよ。作法室の様子見に行く?
仙:その方がいいだろうな
善:それにしても、医務室じゃなくて僕の部屋に来る辺り、やっぱり仙蔵って意地っ張りだよね

藤内が首謀者。…とか言ったらどうします?



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