『いつだってYELL』
ためいきついて 青空見てる 褪めた横顔
くじけたままで 言い訳なんか 聴きたくないよ
だってまだこれからの 夢がもっとあるじゃない
いつだって がむしゃらな 君が好きだから
がんばんなくちゃ がんばんなくちゃ わたしの愛に嫌われちゃうよ
がんばってれば がんばってれば わたしはいつも そばにいるから

好きなことだけ 話す瞳が なんだかいいよ
想い出よりも 明日のために 風は吹いてる
つよい雨に打たれて 虹の麓へ行ける
負けながら 強くなる 君も悪くない
がんばんなくちゃ がんばんなくちゃ わたしの愛に嫌われちゃうよ
がんばってれば がんばってれば わたしはいつも そばにいるから

少し無口になった 君の背中見てたら やさしさと ときめきが 胸にこみあげる
がんばんなくちゃ がんばんなくちゃ わたしの愛に嫌われちゃうよ
がんばってれば がんばってれば わたしはいつも そばにいるから
どんなときも どんな夢も ほんとの気持ち そらさないでね
もっと熱く もっと強く いつでも君を 見つめてるから

文伊 伊作目線で 『ニセ彼女』 PORNO GRAFFITTI 諦めろよ ニセモノめ 姿形 よく真似ているけど 残念だね ニセモノよ 危うく騙されるとこだった 彼女を帰せ! さぁ早く 泣いているフリはいいから 僕の恋人は そんな  か弱くはないんだよ 彼女についてのことなら 僕はスペシャリストだ ママにだって見せないところ くまなく知っているし おしゃべりで ノーテンキで そのクセすぐスネたりするけど 甘い物を あげちゃえば 幸せそうな微笑みになってく 彼女に戻れ! さぁ早く チョコやるから笑ってくれ 背中だって そんな小さく 壊れそうじゃなかったはず 触れただけでもわかるのさ 指先が覚えている ただ この新たな1面には 確かに戸惑っている 彼女を探せ! さぁ早く 何処に隠しているんだ? 本物は そんな可憐で しおらしくはなかったはず …やっと少し笑ってくれた 振り向いてはくれないが 彼女についてのことなら僕はスペシャリストだ 何で怒ってるかも知ってる…
鉢雷 三郎目線 『迷わない羊』 槇原敬之 少し涙ぐむような声は まるで迷える子羊のように 問題が山積みの僕に 電話してきて話してくれたね 「あなたのことを邪魔したり 傷つける人は絶対許さない」 その許せない人達と 平気で遊んでるくせに 子羊たちが迷う訳は 寂しいのはいやだと群れて 分け合うふりして奪いあい 下ばかり向いてるから わざわざ信じてって 自分から言わなきゃ 人を裏切ることもないのに わざわざ信じてなんて 自分から言わなくても 信じてもらえるのが 本当でしょう でも無理だね 君は嘘吐きだもの その場を取り繕うだけで もっともなことを言うなら 解らなくて黙ってる方が 罪を作らないだけマシ 子羊達は寂しさに 襲われる人の心に群れて 自分が言ってもらうと嬉しい 言葉を上手にかける わざわざ信じてって 自分から言わなきゃ 人を裏切ることもないのに わざわざ信じてなんて 自分から言わなくても 信じてもらえるのが 格好良いでしょう でも無理だね 君は嘘吐きだもの
鉢雷? 雷蔵目線で『歯車』の前辺りかな 『真っ赤な空を見ただろうか』   BUMP OF CHICKEN 溜め息の訳を聞いてみても 自分のじゃないから解らない だからせめて知りたがる 解らないくせに聞きたがる あいつの痛みはあいつのもの 分けてもらう手段が解らない だけど 力になりたがるこいつの痛みも こいつのもの ふたりがひとつだったなら 同じ鞄を背負えただろう ふたりがひとつだったなら 別れの日など来ないだろう 言葉ばかり必死になって やっと幾つか覚えたのに ただ一度の微笑みが あんなに上手に喋るとは いろんな世界を覗く度に いろんな事が恥ずかしくなった 子供のままじゃ みっともないからと爪先で立つ 本当のガキだ 夕焼け空 きれいだと思う心を どうか殺さないで そんな心 馬鹿正直に 話す事を馬鹿にしないで ひとりがふたつだったから 見られる怖さが生まれたよ ひとりがふたつだったから 見つめる強さも生まれるよ 理屈ばかり こねまわして すっかり冷めた胸の奥が ただ一度の微笑みで こんなに見事に燃えるとは ふたりがひとつだったなら 出会う日など来なかっただろう 大切な人に唄いたい 聴こえているのかも解らない だからせめて続けたい 続ける意味さえ解らない 一人で見た 真っ赤な空 君もどこかで見ただろうか 僕の好きな微笑みを 重ねて浮かべた夕焼け空 ただ一度の微笑みに こんなに勇気を貰うとは ここまで喉が震えるとは
鉢雷 完璧に三郎にしか聞こえないんですよ、コレ 『ラフ・メイカー』 BUMP OF CHICKEN 涙で濡れた部屋に ノックの音が転がった 誰にも会えない顔なのに もう なんだよ どちら様? 「名乗る程 たいした名じゃないが 誰かがこう呼ぶ”ラフ・メイカー” アンタに笑顔を持って来た 寒いから入れてくれ」 ラフ・メイカー? 冗談じゃない! そんなモン呼んだ覚えは無い 構わず消えてくれ そこに居られたら泣けないだろう ルララ ルラ ルララ ルラ 大洪水の部屋に ノックの音が飛び込んだ あの野郎 まだ居やがったのか 消えてくれって言ったろう 「そんな言葉を言われたのは 生まれてこの方 初めてだ 非常に哀しくなってきた どうしよう 泣きそうだ」 ラフ・メイカー? 冗談じゃない! アンタが泣いてちゃ仕様がない 泣きたいのは 俺の方さ こんなモン呼んだ覚えは無い ルララ ルラ ルララ ルラ 二人分の泣き声 遠く…… ドアを挟んで背中合わせ しゃっくり混じりの泣き声 膝を抱えて背中合わせ すっかり疲れた泣き声 今でもしっかり俺を 笑わせるつもりか ラフ・メイカー 「それだけが生き甲斐なんだ 笑わせないと帰れない」 今ではアンタを 部屋に入れてもいいと思えたが 困った事に ドアが開かない 溜まった涙の水圧だ そっちでドアを押してくれ 鍵なら既に開けたから ウンとかスンとか 言ってくれ どうした? おい、まさか ラフ・メイカー? 冗談じゃない! 今更 俺一人置いて 構わず消えやがった 信じた瞬間裏切った ラフ・メイカー? 冗談じゃない! 逆側の窓の割れる音 鉄パイプ持って 泣き顔で「アンタに笑顔を持って来た」 ルララ ルラ ルララ ルラ 小さな鏡を取り出して 俺に突きつけてこう言った 「アンタの泣き顔笑えるぞ」 呆れたが なるほど 笑えた
誰目線でもいいですが、ラフ・メイカーはタカ丸で 『かさぶたぶたぶ』   BUMP OF CHICKEN 僕はかさぶた 君の膝小僧 擦りむいたトコから 生まれた 今日の放課後 ケンカした君の 泣き声に呼ばれた 初めまして 仲良くやろうぜ かゆいからって 剥がすなよ 短い間だと 思うけど ここは 任せとけ かさぶたぶたぶ かさぶた 体育座り ちゃぷちゃぷお風呂 僕だけお湯には 濡れないぜ だけど濡れたよ 涙の雨だよ まだ膝が痛いのかい 仲直りがしたいんだね でも恥ずかしくて 出来ないの 大丈夫だよ 傷は治るんだ きっと もとどおり 謝るんだね すごくえらいぜ あのこも 話したかったハズ ねぇ 気付いてる? 少しずつ僕が 小さくなってる事 ほらこっち来たよ 勇気を出せよ 最後には 握手するんだぜ だから言ったろ 傷は治るよって もとどおりになるって さよならだよ 仲良くやれよ 僕の事は 気にするな 初めて君の 笑う顔が見れた それだけでもう シアワセだよ 生まれた場所が この膝小僧で 良かった 僕に会いたくなったからって わざと 怪我するなよ かさぶたぶたぶ かさぶた 僕はかさぶた また会える日が 待ち遠しいけれど 本当は 二度と会わずに 済むのが一番 怪我には 気を付けてほしいな でも たまには 転んでもほしいな
伊作が、医務室で後輩相手に歌ってくれたらすごくいいなぁ。と 『ドリーマー』  PORNO GRAFFITTI 良く言やドリーマー 妄想の海へ 夜な夜な漕ぎ出すのが癖だけど でも舵取りが苦手なのは否めない所だ 何度だって君の胸に 触れようと手を伸ばしてみるけど 柔い肌 届く前に冷たい目がリアルに浮かんでくる 僕はただ罪無きドリーマー 夢の中でさえも 君の事を穢せもせず絶えず騒ぐ昂りにまかせて 違う誰かでいいや それなら簡単 愛もなけりゃ痛みもない せめて夢の出口に連れてって 本当の君とすれ違うたび 勝手に想ってごめんなさいと思う それでもまた唇に目がいくのが僕という男なんだ 僕はただ臆病なドリーマー 夢の中なのに 君の横に座る知らないヤツの顔も確かめられずに 何故かそれはクリア 思いつく限りの 悪い方へ展開してく やめろ そんな淫らな口づけを タダイマ画像ガ乱レテイマス モウシバラクオ待チ下サイ 懲りもせず今夜もドリーマー 夢の中でくらい 君の事を穢してやる俺の彼女にしてやるぜBaby 違う誰かじゃ嫌だ それほど切ない 愛であれば痛い方がいい いつか夢の出口で待っていて
作ちゃん おそらく『斑雪』仕様ですが、別に他でも可 『うたかた』  PORNO GRAFFITTI 夏の日に蜉蝣を見て 何故か愛しく感じた 羽音の調べは優しい子守歌に 土の中にかくれんぼ そして地上に舞うのは わずかにして息絶えまた土に還る 儚くも散り行く姿重なった 知らないうちにそこにあった ただ押し寄せるあなたへの想い 胸は満ちて息が苦しい どうか恋よ散らないでいて 還る場所はないはずだから 夜の海に光を灯す青い夜光虫 旅人が辿り行く道しるべなのか 薄明かり這いつくばっても行かなくちゃ あなたまではひどく遠い だけど足を止められない 道の途中は目に映らない 辿り着いた先にあなた あなただけを捉えられたら 数多幾千うたかたと消えた想いを 空へと放って燦々と浴びてみようか こんな気持ちを知っただけでも 幸せだと言えるのだろう 胸は爛れ締め付けられても どうか恋を咎めないで せめてしんと眠りに就かせて 『ジョバイロ』  PORNO GRAFFITTI 人は誰も哀れな星 瞬いては流れてゆく 燃え尽きると知りながらも誰かに気付いて欲しかった 胸に挿した一輪の薔薇が赤い蜥蜴に変わる夜 冷たく濡れた舌に探りあてられた孤独に慣れた心 舞台の真ん中に躍り出るほどの 役どころじゃないと自分がわかっている あなたが気付かせた恋が あなたなしで育っていく 悲しい花つける前に 小さな芽を摘んでほしい 闇に浮かんだ篝火に照らされたら ジョバイロジョバイロ それでも夜が優しいのは見て見ぬ振りしてくれるから 銀の髪飾り 落としていったのは この胸貫く刃の代わりか 折れかけのペンで 物語を少し 変えようとしたら歪な喜劇になった 宇宙の広さを記すとき人は何で測るのだろう? この想いを伝えるとき僕はどんな言葉にしよう? あなたの隣にいる自分をうまく思い描けない はぐれないよう 絡めていたのは指じゃなく不安だった あなたが気付かせた恋が あなたなしで育っていく 悲しい花つける前に 小さな芽を摘んでほしい 闇に浮かんだ篝火に照らされたら ジョバイロジョバイロ それでも夜が優しいのは見て見ぬ振りしてくれるから 『アゲハ蝶』  PORNO GRAFFITTI ヒラリヒラリと舞遊ぶように 姿見せたアゲハ蝶 夏の夜の真ん中 月の下 喜びとしてのイエロー 憂いを帯びたブルーに 世の果てに似ている漆黒の羽 旅人に尋ねてみた どこまで行くのかと いつになれば終えるのかと 旅人は答えた 終わりなどはないさ 終わらせることはできるけど そう…じゃあ お気をつけてと見送ったのはずっと前で ここに未だ還らない 彼が僕自身だと気付いたのは 今更になってだった あなたに逢えた それだけでよかった 世界に光が満ちた 夢で逢えるだけでよかったのに 愛されたいと願ってしまった 世界が表情を変えた 世の果てでは空と海が交じる 詩人がたったひとひらの言の葉に込めた 意味をついに知ることはない そう それは友に できるならあなたに届けばいいと思う もしこれが戯曲なら なんてひどいストーリーだろう 進むことも戻ることもできずに ただひとり舞台に立っているだけなのだから あなたが望むのなら この身など いつでも差し出していい 降り注ぐ火の粉の楯になろう ただそこに一握り残った僕の想いを すくい上げて心の隅において あなたに逢えた それだけでよかった 世界に光が満ちた 夢で逢えるだけでよかったのに 愛されたいと願ってしまった 世界が表情を変えた 世の果てでは空と海が交じる 荒野に咲いたアゲハ蝶 揺らぐその景色の向こう 近づくことはできないオアシス 冷たい水をください できたら愛してください 僕の肩で羽を休めておくれ
この3つが、私的雑渡さんのイメージ曲です。 後ろ向きなのかある意味前向きなのか判らない、 粘着質な片想いっぷりがしっくりき過ぎで(笑) 『落花』のは此方