庄:えーと、結局ここは決着がつかなかったので、ひとまず各お内裏さま候補に一言いただいて、
それからどうするか決めるとのことです。
彦:まずは、惜しくも1人だけ票が及ばなかった田村三木ヱ門先輩、お願いします。
三木:僕は単に人数が足りないからって引っ張り出されただけで、立候補したわけじゃない。
庄:だから、負けても別に悔しくも何ともない。……という負け惜しみですね。
三木:違う!
庄:そうですか? じゃあ、仮に勝っちゃっていたとしても、引き受けては下さらなかったんですね。
三木:それは、その……
彦:だとすると、やっぱり負け惜しみっぽく聞こえます。……次は、金吾と綾部先輩のどっちに訊くの?
庄:うーん。金吾かな。ちなみに金吾は一時期1位だったこともあるんだけど、綾部先輩に並ばれて、
田村先輩にも追いつかれそうになったんだよ
金:……身に余る光栄です
彦:どうしたの金吾? あんまり嬉しくなさそうだけど
金:いや、立候補はしたけど、まさかこんなに票が入るとは思わなくて驚いたし、綾部先輩と直接
争ったら絶対勝てないだろうから、何の意味があったのかな。って思って
庄:時間で切って、両方やろうかって話も出てるけど?
金:そうなんだ。でも正直な所、身長とかの関係で、つり合い取れないよね、僕だと
彦:あー、そこにも引っ掛かってたのか。……否定はしないけど
庄:まぁ何にしろ、綾部先輩に訊いてから決めるんで、それまでに考えておいてね
庄:という訳で綾部先輩。どうします? 「2人共お雛様で」って意見も来てますけど
綾:嫌。それじゃ、お雛様に推薦されたの蹴った意味ないでしょ
彦:そうですね。で、どうしますか?
綾:他の、決着ついた所はどういうことすることになってるの?
庄:えーと、そもそも便乗企画なのでちゃんと考えて無かったらしく、絵姿と人形を作って
売ることにしたらしいです。きり丸が
綾:ふぅん。じゃあ、作るもの作るだけでいいや。タカ丸さんが、お雛様も見たいって言ってたし
庄:……という感じに決まったので、先に綾部先輩と一緒に絵を描いてもらって、人形の型が完成
したら、着替えて下さい
滝:別に構わんが、何故わざわざ違う衣装にせねばならないのだ?
彦:あー、何か、2人のお内裏様にそれぞれ似合うのが違うからだそうです
滝:確かにそれは解らなくもないが、ならば双方に合いそうな衣装を選べば良いのではないか?
庄:僕らもそう思うんですが、鉢屋先輩やタカ丸さんだけでなく、伊助まで燃えていまして
滝:ならば仕方無いのか。……って、まさか髪や化粧も変えるのか?
彦:そうみたいですね
藤内版に時間を掛け過ぎたのと、うまい内容が浮かばなかったので、若干やっつけっぽくなって
しまいました。ごめんなさい。
2010.3.3
藤内雛編 伊作雛編
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