実録(?)34歳s ※9割がた実話
小平太は、あまり強くないくせに呑むのが好きだ。
大抵3〜4杯が限度で、それ以上いくと本人だけが
楽しい―周囲には迷惑な―「ご機嫌な酔っ払い」と化す。

以前の飲み会では、
「留がいさっくんの父ちゃんみたいなもんで、いさっくんが
俺の母ちゃん代わりなら、留は俺のじいちゃんだな」
とか抜かしやがったこともある。

酔いが回っていそうか否かは、グラスを「ドンっ」と音を
立てて置くかどうかでほぼ判る。
そして今日は、自己申告と俺の目から見た言動などから、5杯で
酒を頼むのは止めさせ、残りの時間は茶などにさせていた。
毎度毎度俺が口うるさいからか、今日の奴は、素直に指示に従っていた。
…と、思いきや。

店員がラストオーダーを訊きに来た時、俺は特に頼むものも
無かったので、席を外して便所に行っていた。
しかし戻ってみると、小平太が梅酒を飲んでいた。
「…お前、ソレどうしたんだ?」
「え? さっき頼んだ」
「…今日はもう呑むなって言ったよな。寄越せ」
呑み掛けの酒を取り上げても、小平太は特に文句も言わなかった。
ということは、ただ酔って調子に乗って頼んでみただけなのだろう。
取り上げた梅酒を飲みながら、小平太の向かいにいた仙蔵に
「何で止めなかった」
と訊くと、
「私も酔っていたし、面白そうだと思ったのでな」
と返しやがった。

俺は、正直酒は強い。量だけ―度数だと、黙々と熱燗などを傾けている
長次の方が強い―なら、他の連中の注文の際に自分の分も頼んで誰よりも呑むし、
「これどんなカクテルだっけ?」
だの
「飲んでみたいけど、全部は多分無理」
だのと言い出す伊作のために、頼んで残りを引き受けてやることもザラだし、
意思の持ち方次第で素面を装うことも出来る。がしかし、一応酔いはするし、
正直一度でいいから、気持ち良く酔ってみたいものだとも思う。

もう、いい加減飲み会で酔っ払い共の面倒を見るのには飽きたんだ。

だいぶ前のサークルの飲み会にて
留さん→叶 仙様→冬夜 こへ→部長(同期) 長次→先輩
伊作→木綿他友人達 (潮江さんポジションの子は特にいない筈)

「ラストオーダー」がポイントなので、現パラの千里同風なだけで、
関係性は現在(室町)っぽいです。そして場所は、きっとおばちゃんのところ以外

そろそろ文化祭の季節で、「打ち上げの時は、またこんななんだろうな」とか思ったので

(なお、漠然と考えてある酒の強さ設定は、コレとは違います)


実録5年生で鍋 「へーすけ。そこの草とってくれ」 「…『草』って、春菊のことか?」 「おう。それ。俺の位置からじゃ届かないんだ」 「……ハチ。お前な、『草』は無いだろ。『草』は」 「いや。名前思い出せなかったから」 「それにしたって、やっぱり『草』は無いと思う。せめて『菜っ葉』とか…」 多分中坊くらいの時の、夕飯が鍋だった日の話。竹谷が叶で久々知が母。 何かふと思い出したので書いてみただけです
コピペしただけ。今年の文化祭の打ち上げネタ挙げたついでに 統合すると、自分でも「何者だよお前」と言いたくなるネタですな。やっぱり 2008.11.12